こんにちはー、みほ@miho1araです。
公立中学校の保健体育の先生を8年やっていましたが
パニック障害、うつ、双極性障害になったので
この記事を書いている現在、休職しております。
昨日、なんとラジオデビューしました!
今タマサロンというオンラインサロンで一緒のみやちるさん@Miyak_Okinawa の「幸せ引出しんちゅラジオ」でお話させていただきました。
みやちるさんは沖縄のソーシャルワーカーさんで、
日本初の気持ちに寄添う福祉系YouTuberとして活動されています。
みやちるさんのYoutubeはこちらから。
みやちるさん@Miyak_Okinawa は、毎週日曜日の21:45から「幸せ引き出しんちゅラジオ」をしていて、今回出演させていただきました。
ありがたいですねぇ~。
ガヤもありがとうございました笑
みやちるさん的には「先生×うつ」は興味深いらしく、
15分の枠じゃ収まらないだろーということで、
増枠して、9/26(水)の21:45からも対談することになりました!!
ありがたいですねぇ~。
今回は「先生の仕事について」話しまして、次回は「先生とうつについて」の予定です。
しかも、いつもラジオの内容をまとめてくれるわがオーナー、タマさん@nudiebeans が今回のラジオ内容をまとめてくれました。
ありがたいですねぇ~。
今回、みやちるさんのご提案で、15分の枠で収まり切らない内容だから、2回に分けて話すことになったけど、
振り返ると今回のテーマ「先生の仕事」で話したいことはまだまだありました。
なので、「先生の仕事〜ラジオで話せなかった裏話〜」を書いていこうと思います。
もくじ
学校の教員には、うつが多い?
ラジオでも話したのですが、
実際、私がこれまで勤務した学校では、私の勤務しているときに、うつ病で休職した人にはいませんでした。
でも、実際、自分が心療内科通い始めたら、
みたいなのが3回くらいありました。
ここまではラジオで話しました。
たまたま私の周りには、休職するまでの先生がいなかっただけで、
もしかしたら、知らないところで病院通ってたりする場合もあるし、過去にそういう経験されて、復帰している人もいるかもしれないですね。
これ、ちょっと前のデータなんですが、精神疾患で休職した公立中学校の先生の数のデータです。
この記事によると
- 2014年は5045人(全教員の0.55%)
- 2007年以降5000人前後で高止まりしている
- 中学校教諭が最も多い
とのことです。
今はもっと多いと思います。なぜなら、次の項で説明する仕事の多さです。
学校教員のつらさ
教員の苦しいところはいくつかあります。
- 強制ボランティアの部活動
- 大量の事務処理で長時間勤務
- 増えるばかりで減らないいろんなこと
- 多様化する家庭環境、保護者の要望
- かといって子どもは最優先
1つずついきましょか笑
強制ボランティアの部活動
部活動は職務ではありません。ゆえに給料は出ません。
学校の先生の定時はだいたい8:00から16:30まで。
部活がそんな時間に終わるとこなんてほとんどないですよね。
休日の部活動も1日やって3000円くらいの手当てが出るだけで、ほぼボランティアです。
でも、部活の顧問を誰が持つかという会議が年度当初あり、ほぼ強制的に決まります。
強制ボランティアという相反する言葉の出来上がり。
Twitterの中には、立派に部活顧問を拒否されている先生もいます。
去年事故にあって、1年間休職中…
そんなことになって大変だったけど思うことがあるんです。
それは0歳の息子と一緒に過ごす毎日がなんと幸せなことかということ。
部活の顧問なんてやってたら絶対に得られなかった幸せだと気づき、部活顧問を拒否したいと考えるようになりました。— key@時間割の定時帰宅育メンパパ (@key6666kof) August 4, 2017
部活動顧問拒否をしている私が言いますが、これは逆風になります。管理職主導のもと、教員現場が多忙になります。顧問拒否で空いた少ない時間(部活動問題のための時間)が、この政策によって潰されます。BDKは部活動を減らさず、不正や生徒への課題と恫喝を増やすことによって対応する可能性が高い。
— キョウ (@1531440s) September 15, 2018
大量の事務処理で長時間勤務
先生って、授業して、部活するだけじゃないんですね。
- 生徒の出席簿をつける(手書き!)
- 生徒の日記、宿題のチェック、コメント
- 別室登校の生徒とお話し
- 委員会の資料作成
- 教育委員会への提出書類の作成
- 来客の対応(職員室の座席による)
- 電話の対応(職員室の座席による)
他にもありますが、主にこんな感じです。
授業の空き時間は大体1日1時間。2時間あればいい方です。
1時間の空き時間と定時までの時間でこれらが終わるわけがない。
だいたい生徒の日記と宿題チェックで空き時間は終わります。
あと、気づきました?
上の項目に「授業準備」入れてないんです。
上の事務作業が終わってやっと授業準備に取りかかれます。
学校現場は事務作業が圧迫して、本来の大事な授業準備がおろそかになりつつあります。
増えるばかりで減らないいろんなこと
学期末になると、教育委員会から、文部科学省からアンケートがいくつかきます。
「またアンケートかよ~」って教員も思わずいっちゃうくらいです。
アンケートやり続ける生徒もしんどいし、集計は教員。
アンケート出した人が責任持ってしてくださいって感じです。
こんな調査だけが多くて、あまり改善されない。
現場がやることが増えるばかりで、何も減らないんですね~。
未だに紙媒体で仕事してめちゃくちゃ紙無駄使いしてるし、
承認得るために管理職スタンプラリーしなくちゃいけないし、
せめて教員間だけでも電子化しようよ。
多様化する家庭環境、保護者の要望
世の中が便利になっている分、私たちの生活も多種多様化しています。
そして、いろんな考え方があるもの。
- 家庭内暴力(親から子、子から親)
- 親が夜勤で夜、子どもだけで毎日過ごしている
- 子どもと親が友達みたいな関係の親子
- 勉強に対しては異常に厳しい家庭
などなど。
家庭環境がさまざまだと、要求もさまざまなんですね。
私は別に先生は神様だとは思っていないけど、
下手したら、親より長い時間過ごすことになるわけじゃないですか。
自分が親の立場だったら、
って感じだけど、
子どもも中学生なんだからある程度自主性持たせればいいのに、最近はやたら過保護な印象です。
かといって子どもは最優先
先生はこんな感じで、私の感覚で割合でいうと授業2:事務処理3:部活5って感じです。
授業が1番休める時間って言っちゃう先生もいるくらいですから。
でも、どんなに忙しくても、目の前の子どもをほっとくわけにはいかんのです。
子どもと向き合うのが1番の仕事ですから。
この時間をどんどん奪われていく現在の教育現場。
あなたが親だったら、こんなところに子ども預けたいですか?
実際の教育界にはしがらみがある
教員は公務員です。
休職で時間がある私はいろいろチャレンジします。
学校の先生って大学からそのまま先生になった人が多くて、もっと多様化できたら面白いなと思うんですね。
けど、過去の自分も含め、今まで比較的いい子ちゃんだった人が先生になってることが多いので、
副業までいかなくても、もっと外の世界見たほうがいいなって純粋に思います。
なかなか時間がない中、難しい課題ではあるんですけど。
教員やってる時の自分は今以上に世間知らずだったし、
今こうやっていろいろやってて、単純に学校の中ってすっごい狭いなって思いましたもん。
この感覚は忘れないです。
だから、自分はこうやってSNSでも繋がっていって、いろんな人と知り合える今が本当におもしろいです。
あと、ラジオでもいっていた「教員がブラックだという発信はしづらい」ということですが、
今思うと、これはイケハヤさん的に言うと
てことですかね。笑
ということで、
側に振り切りますか。
そのほうがうつのことも発信しやすいし、新しい学校作りたいっていうのも広まりやすいかも。
そう、私、ブロギルみたいな学校バージョン作りたいんです。
こんな気づきをくれたみやちるさん@Miyak_Okinawa 、ありがとうございます。
次回のラジオは、9/24(水)21:45~ ブロギル内のメインラジオで行います。
テーマはどんどん核心をついてきます。
「先生とうつ」です。
今後ともよろしくお願いします。