こんちわー、みほです。
公立中学校の保健体育の教員をしていましたが、パニック障害やうつで休職し、休職中に「あれ?学校ってなんかおかしくないか?」と気づいてしまい、
Twitterやブログでいろいろ発信していたところ、教育委員会にバレ、
「Twitter、ブログ辞めて、教員続けるか」
「教員辞めて、発信続けるか」
の選択を迫られ、「教員辞めて発信を続ける」をなぜか選んだしまった元アホ教員です。
発信を選んだのは直感もあるのですが、理由もあります。
発信をするために教員を辞めたということもありますが、単純に教員を辞めた理由もいくつかあります。
今回はそのうちの1つ、「単純に体を壊したところに戻りたくなかったから」という話をしたいと思います。
もくじ
休職に入るまでの私はどんなだったか
まずはじめに体を壊した背景をざっくりお話ししますね。
詳しくはこちらの記事に書いています。
私が休職し始めたのは教員8年目の中学3年生の担任をしているとき。
- 初めての中3担任
- 部活動主顧問
- 生徒会主担当
- 他教科指導
という個人的にはギリギリでしんどい仕事をしていました。
特に運動会前、勝手にですが色々プレッシャーを感じてしまい、8月中旬から中途覚醒(夜中2時ごろ目が覚めてそのあと眠れなくなる)が起こるようになりました。
中途覚醒が10月末まで(およそ2ヶ月半)続き、いよいよ起き上がれなくなりました。
そして、私は休職(病気休暇)に入ることになりました。
単純に心身を壊した環境に戻りたくない
休職してしばらくすると、確かに回復はだいぶしました。
しかし、元気になったからといって、わざわざまた同じ環境に戻るということが変だなと思ったのです。
同じ場所に戻ったら、体調が悪くなった記憶がよみがえります。
「ここでこんなことあったな、怖いな」
「あの時、ここでこんな状況になったよな」
と、いろいろ気にしながら働かなくちゃいけなくなり、余計なことを気にして、それだけでも、かなり仕事のパフォーマンス落ちます。
また、教員が休職から復帰するときは日本のほとんどの自治体で「復職プログラム」というものを受けることになります。(義務ではないですが)
数百ある自治体のうち、いくつかの自治体だけ、病院や専門施設での復職プログラムで訓練をしてから、学校での復職プログラムと段階を踏むという策を取っています。
詳しくはこちらの記事をどうぞ↓
やっぱりそれに耐えられるくらい回復していることが重要そうだね
あと、場所だけでなく、人ですね。
年度が変わったとしても、半数以上の先生は残っていますし、(一掃して半分以上入れ替え、もしくは新しい学校だと例外ですが)何より中学校や高校の場合、年度が変わっても、3分の2の生徒は残っています。
ましてや、小学校の場合は6分の5の生徒が残っています。
職員は大人なのであからさまに休職のことを掘り返す人は少ないでしょうが、子どもは掘り返すつもりなくても、心配で聞いてくることもあります。
自分も変に気を遣うだろうし、疲労半端なさそうです。
そういった意味でも、復帰する先生はマジですごいです…
そもそも休職者を出すような体制がリスク
本当、こういった状況なので、休職して復帰する人って本当にすごいなと思います。
休職した自分が言うのもおかしい話なんですが、そもそも休職者を出すことってすごくリスク多くないですか?
教育委員会側は休職中も給料払わなくちゃいけないですし、
代わりの先生を連れてこなくちゃいけないですし、
その代わりの先生が慣れるまでも大変だし、
その代わりの先生の給料も払わなくちゃいけないです。
休職者を出さないようにマネジメントするのが、管理職の役割だと思います。
そういった意味でも、多少の差は仕方ないにしても、ある程度平等な仕事配分、分担は大事ですよね。
私みたいな休職者が出てから、私が復帰した時に軽くして、その分仕事ができる誰か一人にドカンと背負わせる文化は本当にやめた方がいいと思います。
自分は管理職じゃなかったから、言ってもしょうがないけど…(笑)
環境が変わるのを待つより、自分が変わる方が早い
一人休職者が出たからといって、全国で精神疾患で休職している教員が5000人超えているといって、学校や国の体制がすぐには変わりません。
となると、
- しっかり休んで回復を待つ
- 教員を辞める
しかないです。
もちろん回復を持っている間に体制が整ったり、自分の体力が万全になればいいです。
しかし、それって現実的ですか?
すぐ辞めることはオススメしないですけど、健康ならばこれから何でもできる可能性ありますし、教員だけが教育じゃないと思うんですね。
今の世の中、何でもできる気がします(気がするだけ)
私はどう考えても、教員の仕事にしがみつくより、健康でいることの方が大事です。
よく
「教員辞めて、生活していけんの?」
「辞めれていいよな」
みたいなこと言われるんですが単に「健康をとっただけ」です。
うつなのに働き続けなくちゃいけないとか、ブラック越えて漆黒ですわ
— みほ@教員退職→SNSで独立 (@miho1ara) June 19, 2019
↑これ、よく言われるんですけど、本当自分の命なんだと思ってるのかって今なら言いたくなりますね。
過去の自分もそれまでのつらかったのに無理して休まなかったので、過去の自分を含め、仕事を選んじゃう人は、正直言って視野狭いし、自分を大事にしていないと思います。
自分の健康、命を第一に考えよう
何度も言いますが、健康や命より大事なものはないです。
健康や命があってからの、お金や仕事です。
私から言わせてもらえば、
です。
健康なら、そのあと教員じゃなくても仕事はできます。
もしかしたら、他にそれ以上に自分ができる、自分に合う仕事が見つかる可能性があります。
それをはじめから諦めて、体も心もしんどいまま教員にしがみつくのは良くないです。
もちろん、元気に、心の底から復帰したくて復職するのは、応援してます。
1番言いたいのは、「自分に嘘ついてまで我慢して働くな」ということです。
はい、今日はこの辺で終わりにしときます(๑╹ω╹๑ )
*私が教員を辞めた理由、他にもあります
→自分がやりたいことが制限されるから
→これからこれが後30年続くと思うとゾッとしたから