中学校教師を8年やって、パニック障害とうつ状態になって、休職したのち、2018年12月31日に教員を退職しました。
今回の記事も備忘録です。
学校を休んでいた期間は約2年。
大半は自宅や実家で過ごしていたけど、少し元気が出てきたら外出などもしていました。
しかし、公務員を休職という立場上、コソコソと行動していました。
- マスクをする
- ダテメガネをかける
- 土日に外出しない
- 混んでいる時間を避ける
- なるべく市外に行く
別に休職中だからといって、家で寝ていなくちゃいけないというわけではありません。
外出したり、遊びに行くことも立派な治療なのです。
この辺りは、うつではない人には理解されにくいところでもあります。
私は、そうは思いつつも気にしてしまっていたのと、教員という職業上、私が相手のことを知らなくても、相手が私のことを知っている人も多くいます。
いろいろ言われるたり、勘違いされるのも煩わしいという思いから、実生活では上記のように変装したり、人の少ない時間に活動するようにしていました。
(まぁ、それでも田舎というのは世界が狭いので、目撃情報をわざわざ報告されたこともあって嫌な思いをしたこともあるのですが)
そして、2018年12月31日に教員を退職したので、休職の時のようにコソコソしなくていいのですが、正直まだ気になるんですよね。
生徒や保護者に会うのも抵抗あります。
なので、今でも外出時はマスクするし、混んでいるところや時間を避けますね。
退職しても、外出の行動は大きくは変わってないです。
生活も2年も働きに行っておらず、家にいて2019年1月1日に休職が退職になったからと言って大きく変わりません。
私自身も退職する前は休職から退職に名前が変わるだけで大きく変わらないだろうと思っていました。
私は何にも属さない自由な身だということに気づいた
退職してもまだまだ周りの目が気になってしまうのですが、この前スーパーによるのにマスクをして車から出ようとしたとき、ふと「自分はもう教員を休職している身ではなく、何にも属さない1人の無職の人間なんだ」って思ったんですよね。
表現そのままなんですけど。笑
「何にも属さない」は寂しさも感じるかもしれませんが、私の場合は「自由」に感じました。
「自分の行動が誰にも制限されることなく、自分だけの意思で動くことができる。」大げさかもしれないですが、そんな感じ。
この感覚は退職してすぐはよくわからなかったですが、少しずつ実感している感じです。
自分の思いを世の中に公開できるようになったこと
前述の「何にも属さない」ということとほぼ同じなんですが、私にとっては大きなことなので、あえて章を変えて書きます。
私はあほやろうなので、教員しかも休職中の身なのに、Twitterとブログで顔出ししながら、いろんなことを書いてました。
もちろん不愉快になった人もいたでしょう。
教員という立場だと自由に発信ができない中、いろいろ書いていたため、身バレしてTwitterとブログを一時非公開にしました。
今思えば、教員、公務員とはそういう立場なので仕方ないと思います。
私は教員でつらい思いをしている人やうつで苦しんでいる人が自分の発信を見て共感できたり、救われたらいいなと思ってやっていました。
良い反応もあるのですごく嬉しかったのですが、1人でも私のブログやTwitterをみて、変なふうに勘違いする人がいたらアウトなんです。
その時、思ったんですよね。
「自分が思ったことを発信できないってなんだこの束縛感」
って。
教員、公務員ってこういうことなんだなって思いました。
上からも「退職するまではTwitterとブログを公開しないこと」と言われましたので、公務員なので従いました。
そして、2018年12月31日退職し、2019年1月1日0時ぴったりにブログ、Twitterを公開しました。
なんとも言えない開放感があって最高に嬉しかったですね。
それまでは限られた中で発信しているので、独り言みたいで自分やっていることに意味あるのかなと思うくらいでした。
でも、今はアクセスもかなり増えて、ブログは月間最高PVを2日で超えるという。反応があるって嬉しいですよね。
自分の発信が誰かのためになったらとか言ってますが、結局は自己満足なんですけど。
家の中でひとりぼっちだったのが、外と繋がれた嬉しさがありました。
しがらみを気にせず、自由であることを満喫しよう
教員をやっていても、「教員だから」「公務員だから」ってあまり意識してきたことはなかったですけど、その立場じゃなくなったからこそ、少しずつ実感しています。
今は正直、「自由になった」っていう思いが強くて、嬉しい気持ちやワクワクした気持ちが大きいですが、きっとこれから組織に属していないつらさなどマイナス面も感じると思います。
そうなった時を予想しておくこと、そして何よりやっと手に入れた「属さない自由」をやっと手にいれることができたのだから、これを十分に味わおう。味わいつくそうと思います。
教員辞めたことを今はもちろん後悔してないけど、退職してよかったー!!っていうことをどんどん思えるようにしていきたいです。
*教員を辞めて後悔してる人って意外といないらしい。
→教員最後の日に思うこと。後悔はない。
*公務員てやりたいことあっても副業できないしね
→教員を辞めるたった一つの理由
*「仕事を辞めることは人生最大の決断」って思ってるのは意外と公務員だけかも
→教員を辞めるのに勇気がいるのはなぜ?
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