「運動中は水を飲ませるな!」というあきらかに間違った謎理論から、「練習中でも適切な水分補給を」という方向に世間は変わっているのに、部下を「うつ病になる前に休ませよう」という方向にシフトチェンジしていかないのはおかしいと思う。
— いっちー@精神科医 (@ichiipsy) January 3, 2019
↑Twitterでこのツイート見たとき、すごく納得したんですよね。
確かに、運動中に水を飲むことは当たり前になってきたし、うさぎ跳びは膝を壊すこともわかってきたし、これらのことは理解が進んだと感じるけど、
うつに対してはいまひとつな感じがします。
うつになってからの対処や待遇は自分が受けてみてある程度整っている感じもするし、認知もそこそこ出てきたように思います。
でも、うつになってからじゃ遅いんですよね。
うつは絶対治るとはいえないし、医者も「完治」ではなく「寛解」という言葉を使います。
寛解とは「症状が落ち着きましたよ」ということ。
うつになってしまったら取り返しのつかないこともあります。
私もうつになったからこそ気づけたこともたくさんありますが、うつにならなくて済んだのなら、その方が良かったと思います。
うつになってからのことだけではなく、うつになる前の環境や過ごし方にもっと世の中は関心を持ってほしいです。
うつになる前に休むこと、うつになった後に休むこと
日本人の元々の気質もあるとは思いますが、私は日本人はもっと精神的にも休まなくちゃいけないと思います。
うつになって休んでしまうと、数日ではすみません。数ヶ月、長ければ数年かかります。
その人がうつになる前を同じ生活ができるようになるには、とても長い年月を要しますし、うつになる前と同じ生活に戻れるとも限りません。
そして、一度うつになってしまうと再発する可能性は50%を超えます。
これ、どう思いますか。
本人にとっても、雇う側にしても、うつにならないほうが良いのはもちろんです。
そしていつ治るかわからない休みをとるより、うつになる前に予防で休みを有意義にとったほうが良くないですか?
うつになって3ヶ月(90日)休まなくちゃいけなくなったとしましょう。
その90日をうつになる前にとったほうが明らかに有意義に使えると思いませんか?
あと、毎週土日だけの休みだと足りないと思ったことありませんか?
- 土曜日はただひたすら寝て1週間の疲れを癒す
- 日曜日はたまった家事を片付ける
しかし、3日あると
- 休む
- 家事する
- 遊ぶ
2日だと休むことで精一杯ですが、3日あるとリフレッシュもできてちょうどいいんですよね。
週休3日が当たり前になったら、けっこうゆとりできるのになと真面目に思います。
根性論をやめよう
日本って戦争の頃から(もっと前から?)「根性論」「上のいうことは絶対」でやってきたところが多くて、それに耐えられる能力はある意味すごいんだけど、逆にしばかれないとできなくなってるんですよね。
以前こんなツイートをしたのですが
https://twitter.com/miho1ara/status/1078999963252621312
きれいごとすぎるかもしれないけど、これくらいゆるくてもいいのかなって思います。
もっと人間の心信じてもいいと思うんだけど。
放っておいて休むのは、疲れているんだと思います。
放っておいて怠けるのは、単純に今まで抑圧されすぎてたんだと思います。
それか、経営者側の問題だと思います。
うつのがもっと認知されてほしい
うつの単純な認知はだいぶ上がってきたけど、うつを減らすことに関してはまだまだ遅れてるなぁと思います。
つまり、本当の意味でのうつの理解はされていないということです。
本当に理解されていたら、うつの人数は減ります。
教育現場でも、精神疾患を抱える教員は高止まりで減らす対策をしているとは言えませんし。
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2050年くらいかしら(白目)悲観しすぎ?w
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) January 4, 2019
対処ばかりで根本を解決しようっていう感じじゃないんですよね。
私はその認知を少しでもあげたいと思ってブログとかTwitterで発信しています。
まだまだうつの本当の意味での認知は低いように思います。
予防が大事ですよー。
*うつのサインは気づきにくいから、注意!
→身体のサインを見逃すな!うつになりやすい人は心のサインを無視するから
*メンタルの病院通ってる人は必ず申請しよう!医療費安くなるよ!
→こんなに簡単!自立支援医療制度の申請と手続き
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→うつ、睡眠の助けに、MENTのハーブティー を試してみたよ。
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