公立中学校の教員をしていましたが、パニック障害、うつ状態になり、休職を経て退職しました。
教員を休職した理由は簡単にいうとパニック障害やうつ状態のためです。
こちらの記事から追っていくといいかと思います。↓
休職する直前は、中途覚醒で睡眠不足がひどく、生活習慣も乱れ、最高にマイナス思考になり、朝起き上がれなくなってしまいました。
休めば休むほど、学校に戻るのがしんどくなるし、「学校で働けない自分は情けない、落ちこぼれだ」って、自分で責めまくりましたし、実家の親にもそう言ってわめいたこともあります…
朝起きれなくなってしまった時は休むしかなかったんですが、少し休んで、学校に行く選択をせず、権利を最大限に使って休職をすることを選びました。
あまり私もわかっていないのですが、休職すると教員に復帰したあと
- 給料が下がる
- 昇級しにくくなる
- 「あいつは休職したことがある」レッテルが貼られる
など、デメリットがありますが、あくまで教員に「復帰したあと」のデメリットなんで、復帰しなければ関係ないです。笑
むしろ休職すること自体は人生に格段にメリットの方があると私は思います。
今日は私が教員を休職してよかったと思うことを3つ紹介したいと思います。
①教員を休職して人間らしくなれた!
つまり、教員として働いているときは人間らしくなかったということですね。笑
- 朝6時に起き、支度、出勤、仕事、朝のあいさつ運動
- 1~6限まで、授業、空き時間にはクラスの人数分の提出物をチェック
- 職員室の隣の席からは独り言のなのか、話しかけているのか、わからない愚痴
- 時々起こる問題児の対応
- 夕方、何かしらの会議や集まりがあり、終わったら部活
- 部活終わってから、仕事するときもあり
- 20時帰宅、夕食、片付け、風呂、洗濯・・・
- 23時就寝
ゆったり過ごす時間はほぼなく、1週間が終わる。ルーティンロボットのように生きてた感じ。
感情を持つと逆に疲れるので、淡々とこなすようにしていました。
日常生活を「感情を持たずにこなす」それが1番の疲れない方法だと思っていたのです。
こなすことに重きを置いていると、ルーティーンが乱れるとイライラするんですよね。
感情は持たないようにしていましたが、負の感情がふつふつ。
そして、ついに朝起きられなくなりました。
休職することになると、もちろん学校に行かなくても良くなります。
まず1週間くらい、ひたすら寝る、テレビ見る、ぼーっとしました。
レベルアップしていって、本を読む、買い物に行く、運動できるようになりました。
さらにレベルアップして、「こんなジャンルの本が読みたいなぁ」「こんなものが欲しいなぁ」「今日は30分運動するぞ」
…あれ?ルーティーンロボットが向上心を持った人間に進化できました!
私は忙しいと、本当に心をなくすので、休職というゆっくりな時間が人間にしてくれました。
②教員を休職したら、視野が広がった!
これは休職して、結構元気が出てきたらの話です。
私の場合は、「教員以外の世界ってどんな世界だろー?知りたーい!」という欲がすごくありました。
というより、一番初めは、「もう教員は嫌だ。他でやっていく方法を探そう」と思ったんだと思います。
以下、やったこと↓
・ブログ(今のメイン1、一時休憩したけど再開できた)
・アフィリエイト(やっとできるようになってきた)
・家庭教師(地味に続けられてる。生徒増えた)
・知人のお手伝い(事務系)(今のメイン2)
・年配向けセミナー講師(↑知人のお手伝いから発展。これから仕事増)
・いろんな人の話を聞きに行く(1対1で20人くらい、ネットの方がすごい人いるってわかった)
・倫理法人会に参加(3ヶ月だけ行った。もうあんな早起きできない)
・ネットワークビジネス(自分に合わないってよくわかった)
・ネットショップで雑貨販売(ちまちま作るのはけっこう楽しい)
・メールマガジン(ブログに集中したい)
もうやめてしまったものが半分以上。笑
でも、やってみないとわからなかったから、やってみてよかったです。
これからも興味あることはどんどんやってみたいなと思います。
いろんなことをやってみようと思えたのは、心に余裕ができたからです。
私の場合、教員を続けていたら絶対にできませんでした。
③当たり前だけど、教員休職したら時間ができた!
①人間らしくなれたこと
②視野が広がったこと
この2つとも結局は、「時間があったから」に集約されると思います。
最近思うけど、仮想通貨時代において”暇人”は最強。
“仮想通貨に興味を持っているニート”と”ブラック企業で働くサラリーマン”なら、可能性があるのは圧倒的に前者です。忙しいのはカッコイイみたいな価値観は捨て去るべきですね— マナブ@バンコク (@manabubannai) January 18, 2018
働き詰めになると価値観が狭くなってしまう。新しい情報をキャッチできなかったり大事なものを見失ってしまいがち。
そういう意味でも暇人は最強。
— ひつじ♂ (@hituji_1234) December 26, 2017
つまり何が言いたいかって、ロボット達が仕事を奪うのは悲観的に捉えなくてもいいですよ、ってこと。
むしろ人間が次の次元に進むチャンス。
「暇=悪い」、「忙しい俺最高にクール」みたいな風潮日本にあるけど、正しくは「暇人=最強」
暇だから色々スタート切れるんですよ
— るってぃ/プロ無職 (@rutty07z) October 3, 2017
心も体も元気になってきたけど、なんとなく休んでる罪悪感?があるとき、Twitterの私がフォローしてる人たちのこのようなツイートを見て、どれだけ自分が肯定されたことか。笑
「時間があるからこそ、何かやりたいときにすぐに取り掛かることができる」っていうのは本当に納得できました。
時間的余裕
↓
心理的余裕
↓
やりたいことをやろう!
という感じです。
夫にも言われたんですが、
神様が、「みほちゃん頑張りすぎ。このままじゃだめだから、病気にしちゃえー」って病気にさせられたんだよ。だから、この休職の時間は神様からのチャンスだよ。
えぇこと言うわ、うちの夫。笑
話は少し外れましたが、時間があるというのは最強です。
最後に教員を休職してよかったことのおさらいです。
- 人間らしくなれたこと
- 視野が広がったこと
- 時間があること
あなたの心が少しでも前を向いていきますように。
*教員は休職の制度が整っているからすぐに辞めたらダメだよ
→仕事をすぐに辞めないほうがいい理由
*教員こそさまざまな子どもと接するので、視野を広げないと逆にまずい
→教員が視野を広げた方がいい理由とその方法
*私は復職せずに退職しましたがよかったと思ってます
→教員辞めて半月。退職してよかったことに気づけた
ブログ拝見しました。
僕も同じ教員ですが本当によくわかります。
みほ先生と同じような状況で困っている先生方はたくさんいると思います。
休職するにあたり怖さや人の目も気にしてしまうし。。
読んでてとても参考になりました。
よいブログに巡り合えてよかったです。
コメントありがとうございます。そう言っていただけると大変励みになります。嬉しいです。