みなさん、こんにちは。
今日は、「メンタルが弱いから、うつになる」と思っている人へというテーマで、お話をしていきたいと思います。
医学的観点からではなく、一個人の体験をもとにお話しさせていただきますことをご了承ください。
私のパニック障害になった経験が「メンタルが弱いからうつになる」ではないということが少しお話しできるかと思います。
健康体がプール塩素事件をきっかけに急に精神疾患に
私にははっきりパニック障害になったきっかけというのが存在します。
それはプール機械室での塩素事件です。
プールの塩素が悪いという話ではありませんので、安心してください。
教員6年目、異動したあと、その中学校で、はじめてのプールの機械に触ることになりました。
それまで勤めていた学校は手動で固形の塩素をプールに入れていたのですが、この学校では機械室にある濾過機に付属している塩素注入機に液体の塩素をいれるシステムでした。
使い方を前任の先生に教わったので、次の日の朝、私がプールの塩素をいれることになりました。
前日に教わった通りの方法で塩素を入れたのですが、異臭が発生しました。
異臭が漂っている中、前日と違うところはないか、いろいろ探ってみましたが、わかりませんでした。
いよいよ息を止める限界が来たので、機械室の外にでましたが、心臓がバクバクし、数分後、過呼吸になりました。
後からわかった話ですが、一度入れた塩素が残ったまま、次の塩素をつぎたしたのが異臭の原因のようでした。
このできごとがプール機械室での塩素事件です。
学校医には、「空気の綺麗なところで安静にしていれば大丈夫」と言われたので、直接、病院にはすぐには行きませんでした。
しかし、この事件後
- 締め切った場所が苦手になる
- 車の窓を少し開けておかないと運転できなくなる
- お風呂は浴槽につかるということができなくなる
- 特に何もないのに、急にものすごい不安感が襲ってきて、心臓がバクバクする
というようなことが起きるようになりました。
今まで当たり前にできていたことができなくなりました。
理由もわからず過呼吸になる
プール事件から約1ヶ月後、特に何があったわけもないのに、ついに過呼吸になりました。
座っていられなくなり、横にしかなれない状態だったので、さすがに病院に行きました。
そこではPTSDと診断され、2年後にはパニック障害と診断されました。
抗不安薬を処方してもらい、急に心臓がバクバクしたり、過呼吸が起きることはなくなりました。
一時期、もう大丈夫だろうと抗不安薬を3ヶ月ほど中断したことがありますが、だんだんと調子が悪くなっていったこともあります。
今は抗不安薬は飲んでいませんが、急に心臓がバクバクしたり、過呼吸になるようなことはなくなるくらいには回復しました。
今の世の中、誰もが精神疾患になる可能性がある
私の性格的に、心配症なところも少しありますが、体は本当に健康でした。
たった一つの急な出来事で、私は一気に変わってしまいました。
自分で言うのも何ですが、どちらかと言うと責任感が強い方で、我慢してしまうところが多いです。
今回のプール事件についても、我慢して自分の体よりも機械を優先してしまい、機械室にしばらくいてしまったことが原因の一つだと思います。
なので、メンタルが弱いと言うことが精神疾患になる要因ではないと個人的には思います。
医師ではない私の考察ですが、
プールの塩素事件のように急なできごとだけがパニックを引き起こした原因ではなく、そこにはプラス、日常的なストレスが溜まっていたことも原因だと思います。
つまり、ストレス社会の今、誰にでも精神疾患になる可能性があると思います。
急なできごとは避けようがありません。
しかし、日常のストレスは減らすことやストレスとうまく付き合うことは可能です。
そこで、ストレスを減らす、ストレスとうまく付き合う技術を身につけることが大事だなと私は考えるようになりました。
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