突然ですが、あなたは「ズル休み」をしたことがありますか?
いきなりですが、今日はすぐに本題に入ります。
私はズル休みか分からないですが、こんな経験があります。
もくじ
小学校時代は「休みたい」に素直に従っていた
大学を卒業し、教員になりましたが、8年後うつ状態になり、教員を辞めることになった私。
そんな私の過去、小学校の1年生から水泳の選手コースに加入しており、小学校高学年くらいでは週7で練習がありました。
つまり、休みなしです。
小学校の頃は比較的柔軟な考え方ができていたせいか、週7の練習を勝手に「水曜日と日曜日は自分は休み!」と決めてサボっていました。
どんな風にコーチに連絡して休んでいたかまでは覚えていないんですけど、怒られた覚えはありますw
でも、小学生ながら、「週7は無理だ」って本能でわかってたんですね。
で、あなたはこの「自分が壊れそうだから、休む」というのはズル休みだと思いますか?
それとも、「ちゃんとした立派な理由」だと思いますか?
というのが今日のお話です。
休むことを知らない教員の私が作られた中学校時代?
私の話ばかりですみません。
もう少し我慢してください…
私は体が丈夫なおかげで、体調を崩すこともなく、中学校では皆勤賞を取りました。
怪我をして病院に行ったりとか、遅刻と早退はあったんですが、一応、出席は毎日していたみたいです。
私が中学3年生の時の担任の先生が「皆勤賞だよ」と教えてくれたのですが、その時に「皆勤賞ってすごいこと、誇れることなんだよ」と教えてくれました。
なぜ担任の先生がそんなことを言うのかというと、その担任の先生のお子さんが病気がちで学校に行けない日が続くことが何回もあるとのこと。
そういったことから「学校へ毎日行けることはすごいこと」「健康なのは当たり前ではない」ということを教えてもらいました。
今でも覚えているということはこの話、印象深かったんでしょうね。
休むことを知らない大人、教員になってしまっていた
その中学校の経験のおかげか、そのせいなのか、小学校ではできていたはずなのに、大人になっていく過程でなぜか休むことを忘れてしまっていました。
実は、これも自慢にはならない、そして、むしろ迷惑極まりないことをしたのですが、私はパニック障害を発症するまで(教員6年間)は仕事を休んだことはありません。
小さい頃から運動好きだったので、体力もあったのか、熱を出すようなことはほとんどない健康体。
しかも、これまたなぜか大人になるにつれてますます健康に。(気を張っていたのかもしれないけど)
そんな元気な私が39℃の熱が出たことがありました。(今思えば、インフルだったかも)
普段、熱が出ない体質なので、熱があることに逆にテンション上がっちゃって、むしろ元気で、そんな時も職員会議でてきちんと?勤務が終了してから帰っていました。
休まないことが誇りになると危険すぎる
人間の心理でしょうか
「これだけ休んでいないから、これからも休まないぞ」
「頑張っている自分が好き!だから休むもんか!」
みたいな、頑張っていることが続くと、無理をしてでもそれを続けてしまう負のサイクル…
そして、その思考はだんだん自分自身に強制を強いることになるような
「自分はこんなにも頑張ってるんだ」
「自分は休むわけにはいかない」
になってしまう…
これらの思考はとても危険です。
医者から聞いた「組織とはどういうものか」
そんな調子で意味不明に頑張ってうつ状態になってしまった私にお医者さんがこんなふうに言ってくれました。
「あなた一人くらい休んで回らない組織は終わってる」
「組織とはそういうのをカバーするためのもの、だから組織にいるからこそ、つらい時は休めばいいの」
「学校は組織でしょ?だから休むことに罪悪感を持ってはダメ」
この話を聞いたとき、妙に納得しました。
そして、同時に「自分がいなければ組織は回らない」と考える思考がおこがましいなと思いました。
「心が壊れそう、だから休みます」は立派な理由
熱が出たりとか、骨折したり、体に症状が出ていると、他人から見ても自分から見ても分かりやすいですが、心は目に見えないので分かりにくいです。
そう、心の調子は自分にしかわからないんですよね。
なので、「心が壊れそうなので、休みます」は正当な立派な理由だと私は思います。
そして、決してズル休みではありません。
積極的に休むスキルがこれからは必要では?
日本人というくくりをしていいのかわからないですが、自分を含め、休むの下手な人が多いですよね。
そんな時は「わたし、定時で帰ります。」を見てください。
この記事を書いている現在(2019年6月22日)、火曜22時からTBSのドラマでもやっていますし、元々は書籍です。
つい先日ドラマ第9話の終盤、こんな内容がありました。
(画像引用:「わたし、定時で帰ります。」TBS FREEより)
ユイという女性が婚約者コウタロウの家でお酒を飲みまくり、二日酔いに。
会社に「体調不良で休みます(本当は二日酔い)」と電話している姿をまじめなコウタロウの弟のシュウに聞かれてしまった。
シュウはそのユイの姿を見て「あ、こんな生き方でもいいんだ」と思ったというシーン。
実は、私も似たような経験があって、
「遅刻しそうだったから、バタバタするのカッコ悪いし、午前有給とっちゃった!」という知人がいました。
そして、その知人は
「ね?私こんなふうに休むんだよ。ひいた?みほもこんなのでいいんだよ」
と言ってもらいました。
そう。不思議なんです。
そんな知人を見て
「そんなのありえない!」という否定的な感情ではなく
「それでいいんだ」とい肯定的な気持ちに近い安心感がありました。
心を壊さないためにも休むという選択肢を持とう
先ほども言いましたが、あなたの心を1番知ることができるのは、他の誰でもないあなたです。
うつ状態で起き上がれなくなり、休職経験のある私がもう少し付け加えると、「もう頑張れない」くらいまで頑張るのはとても危険です。
https://twitter.com/miho1ara/status/1142071586251370498
心の疲れって見えにくいからこそ、早めに積極的に休みを入れてあげましょう。
心壊さないためにも時には休むこと、ゆったり過ごすことは大事にしてください。
*教員4年目あたりも病院行ってないけど、うつだったかもしれなかった…
→実は過去にうつを根性で乗り切って我慢した経験あり。
*根性で解決してても長期的には無理でしょ。根性論を振りかざすのは無能です。
→根性論は終わりにしよう。うつになってからでは遅い。