こんにちはー!みほです。
公立中学校の保健体育の教員をしていましたが、パニック障害やうつで休職し、休職中に「あれ?学校ってなんかおかしくないか?」と気づいてしまい、
Twitterやブログでいろいろ発信していたところ、教育委員会にバレ、
「Twitter、ブログ辞めて、教員続けるか」
「教員辞めて、発信続けるか」
の選択を迫られ、「教員辞めて発信を続ける」をあっさりと選んだしまった元アホ教員です。
発信を選んだのは直感もあるのですが、理由もあります。
発信をするために教員を辞めたということもありますが、単純に教員を辞めた理由もいくつかあります。
今日はそのうちの1つ、今回は「自分がやりたいことが制限される」「やりたいことに挑戦しづらい」という話をしたいと思います。
「公務員は副業禁止」で自然とブレーキがかかる
ここでいう「やりたいこと」というのは「読書がしたい」「旅行に行きたい」とか趣味や消費の話ではなくて、思いついたことを今後自分の仕事にしていきたいと思った投資とか事業の話です。
そういった意味で「これがやりたい!」と思った時に、まず公務員で起こりやすいのは「副業禁止だからな~」と自分で勝手にブレーキをかけるということです。
副業が全て禁止なわけではないですが、教員が副業しようとすると、地方公務員法第38条で「任命権者の許可が必要」ということが明記されています。
私は副業申請をしたことないですが、想像する限り、この申請めちゃくちゃ消耗する気がします。
で、またまた想像するに、すんなり許可が下りるとも考えにくいです。
(もちろんそこまでして許可を取ってする人はすごいと思うので尊敬します!)
自分だったら、その許可を取る時にかかるであろう労力を全力でそのやりたいことに注ぎたいと考えてしまいます。
安易に「他にやりたいことができたので、今すぐ教員辞めます」というのは、さすがの私でもオススメしませんが、やりたいことを自分の立場を気にせずできる今があるので、私は辞めてよかったなと思っています。
そもそも教員は時間的に余裕がない
教員も仕事なので定時が存在します。
教員で定時を意識している人はめちゃくちゃ少数でして、実際に定時に帰ることができる人は本当に少ないです。
もちろん、諦めて定時で帰ることすら諦めている人もいますが、単純に勤務時間内で仕事が終わるような適切な仕事量ではないです。
勤務時間は、ほぼ授業や生徒対応で、空き時間に授業準備や事務作業を終わらせることは、ほぼ不可能に近いのではないかなと個人的には思います。
しかも残業代は給特法により出ません。
また、中学校や高校では休日にも部活動もあります。
そんな中で本当に休める休日に何かしたいという欲求すらわいてこないのが現状です(笑)
そして、実際、うつ状態になって休職することになって思ったわけです。
と。
となると、変化の激しい今の時代、一つの仕事に振り回されているのはまずいなと思いました。
今の時代はいろいろ挑戦できる人、いろいろ挑戦できる環境が強いのは間違いないですね。
事務をしたくて、教員になってる人はいない
そもそも教員になりたい人というのは、
- 自分が得意なことを教える仕事がしたい
- 子供が好き
など、教員志望の共通理由は「人と関わりたい」ということだと思います。
なので、事務作業が好きで教員やっている人はまずいないのではないのかなと思います。
でも、事務作業が膨れ上がり、大事な「教員にならないとできない子どもと接する時間が短くなっている」のは、おかしいなと思います。
何を言いたいのかというと、極論ですが、今の教員という仕事自体、もうその時点でやりたいことできてないんですよね。
現場では、子どもとゆっくり話す時間ってなかなかないです。
今後の時代を考えて、教員を辞める選択をしてよかった
もちろん学校は学校のいいところはありますし、教員は教員でいい仕事なところもあります。
でも、自分が思う学校や教員のいいところと悪いところのバランスから、自分にとっては悪い方が多かったから辞めただけなので、教員の全員が全員やめた方がいいとはちっともこれっぽちも思いません。
むしろ教員を続けたい人、教員になりたい人が一定数いるから私は辞めることができるわけでして、感謝しかないです。
時代の進化を見たときに、「教員でいることは遅れることだな」と直感で感じ、発信することを選んだほうが「時代の最先端に自分が居られるような気がした」
そして、自分の価値観では「時代に遅れないことが大事」ということに気づきました。
私の考えとしては、時代に生きているから時代の波には乗りたいという感じです。
それでは、今日はこの辺にしときまーす!
*教える仕事をしたいなら、正規の教員にこだわらなくてもいい
→教師は辞めても教員できる時代。まだしがみついてんの?