今日は備忘録の記事。
教員を2年間ほど休職していて、正式に退職して約3ヶ月経ちました。
教員を退職する直前、退職して半月にも備忘録として、記事を書きました。
退職する直前、退職して半月のころは、ワクワクももちろんありましたが、どちらかというと不安の方が大きかったと思います。
退職して3ヶ月の今。
教員を辞めてしまっての不安はほぼなくなりました。
今はワクワクの方が確実に大きいです。
この3ヶ月の過ごし方や考えたことで、より前向きになれました。
もくじ
気分は低め安定。無理せずやりたいことをやれた
2018年12月31日に退職しました。
私はだいたい秋から冬にかけて体調が悪くなります。
なので、この1~3月はあまり気落ち的にも上がりづらい時期なのですが、落ちないように低め安定を心がけ、気をつけました。
気をつけると言っても、
- 処方された薬をきちんと飲む
- 無理して人と会ったり、外出しない
- 行きたい時に行きたい場所に行き、会いたい人にだけ会う
- 気持ちの赴くままに過ごす
- 何もできなくてもこの時期だからしょうがないと思う
こんなもんです。
いろいろ行動できる元気な時の自分と比べてしまうと、より落ち込んでしまうので、最低限のことができればいいと思ってこの時期を過ごしました。
なんとなく「身分的に無職になったけど大丈夫かな」「体調良くなる時がまたちゃんとくるのかな」と不安になるときもありましたが、
「そんな風に考えてしまう時期だから、しょうがない」と思うように低め安定を心がけました。
そして、やりたいと思った
- フィリピンへの旅
- 卒業生と会う
- ハルさんのグッバイ公務員イベント
この3ヶ月のビックイベントはこの3つで、あとは淡々と過ごした感じです。
でもこの3つのイベントが自分の大きなターニングポイントにもなりました。
この3つ、行ってよかった…
フィリピンに行って自分がちっぽけに思えたのと、世界が広く見えた
自分にとって、このフィリピンの旅が一つめの大きなターニングポイントでした。
体調が万全ではないけれど、遊びまわる旅ではないし、むしろゆっくりできる「療養の旅」なので、気負いせず行くことができました。
フィリピンに行って感じたことは、
- 今自分が見ている世界が全てじゃない
- 世界は広いし、いろんな生き方がある
- 今の自分の環境はめちゃくちゃ幸せ
ということ。
かなり大雑把ですが(笑)
詳しくはフィリピンの旅の記事を見てください。
フィリピンに行ったあと、どんな行動をとったかというと、
- 病院の薬を飲むのを辞めてみた
- 自分が何かに迷ったとき、聞く人を変えた
- 自分の力をもう少し信じてみることにした
この3つ。
目に見える行動は少なくて自分にしかわからないことも多いですが、フィリピンに行ってだいぶ変わった気がします。
病院の薬を辞めていることはもちろん自己責任だし、もしものことも考えてのこと。
危険なので、読んでいるあなたは真似しないでください。
卒業生に会って「教師とは」「大人とは」「学校とは」を考えた
1人の卒業生から連絡が来て、話が大きくなって、3年間部活動を見た学年が高校を卒業するということで、部活の集まりに呼んでもらいました。
はじめは2、3人かなと思っていたら、15人という大人数。
今まで生徒と約束をして会うことは0で、ちょっと躊躇していましたが、
私がすでに退職したことと、休職する前に卒業した学年だったので、会うことに決めました。
卒業した後に、こうやって誘って会ってくれる嬉しさがありました。
会って15人と4時間しゃべってたけど、中学生だった頃と変わらないような成長しているような、不思議な感じ。
でも、将来どうするかとか自分で決めて、大学行くとか、専門学校行くとか、働くとか、それぞれの道を選んでいました。
教員の醍醐味は、生徒の成長を感じられることだと実感しました。
このとき、この子たちに言ったこと。
と。自分で言っててもすごい納得して、思わずブログ記事にしたくらい(笑)
教員でも1人の人間として接したいなと強く思った日になりました。
そして、そのあとのハルさんとの「グッバイ公務員イベント」でさらに自分の思っていることがはっきりしました。
イベントに参加してやりたいことがかなりハッキリした
そして一番のターニングポイントは「グッバイ公務員」という本の著者、ハルさん@haruharuha0423 をお招きしての「グッバイ公務員イベント」スタッフ参加したこと。
特にハルさんと2人で教育の話をしたとき、
- 学校は学校で必要な場所
- でも、合わない子も必ずいる
- そんな子も認めて、学校が合わない子たちの居場所が必要
- 公と協力してすることで地域活性につながる
という話をして、
と思ったんですよね。
このイベントをきっかけに少しずつですが、地元で実現するために動き始めました。
今は地元の実態把握と一緒に協力してくれる人を探している段階です。
ブログ書くのもいいけど、今はこの事業を考えるのが楽しいです。
少しですが、私のブラック教育ツイートやブログ(笑)をプラスに変えられる時が来たような気がします。
夫婦で生き方をアップデート中
実は…というほどでもないですが、私の夫は教育公務員ではない公務員です。
なので、私が働いていたときは夫婦で公務員だったんですね。
かつての私は、そのまま2人とも定年まで働いて、将来はそれなりの生活を送ることを想像していました。
でも、今は違います。
私は教員を辞めてしまったし、夫には私のことで大変な思いをさせてしまっているはず。
しかし、夫はそんな私をみていろいろ考えてくれて、今では夫と2人で「どうしたら幸せに暮らせるか」を考え話し合うようになりました。
2人の結論は「お金と時間の自由を得ること」
私は上にも書いたように、やりたいことは「新しい居場所を作りたい」ということがはっきりしてきました。
しかし、夫は正直まだ浮かばないみたいで、「お金と時間の自由を得られてやっと本当にやりたいことを考えられるはず」と考えています。
それには私も同感なので、2人で協力してこちらも進めていこうと思いました。
なので、夫婦で生き方をアップデートしている今、めちゃくちゃ楽しいですし、ワクワクします。
時間と身分の自由は大きいことを実感
上記のように、今はワクワクでいっぱいです。が、もちろん不安が0というわけではないです。
でも、こう生き方をアップデートできているのは、教員を辞めたからだと思います。
教員やっていたら、ここまで考える余裕もなければ、時間もない。
ましてや、旅に行ったり、イベントのスタッフやろうとも思わないと思います。
自分の場合、時間的余裕ができたからこそ、今いろんなことができています。
そして、身分の自由。
今は無職で、いい意味でしがらみがありません。
- 旅に行くことも自由
- イベントに参加するのも自由
- 発信するのも自由
- 新しい何かを立ち上げるのも自由
- 休むのも自由
ビバ無職…
もちろんこれから苦難はきっとあるとおもいますが、これだけ自由にできること自体が当たり前なんだけど、すごく楽しい。
教員を退職して3ヶ月。私はいい方向に行っています。
*教員を退職して半月の時の備忘録。この時も退職してよかったと思ってるけど、また違う気がする
→教員辞めて半月。退職してよかったことに気づけた
*卒業生と会って、教員の醍醐味も実感した
→教員の醍醐味は
*私のターニングポイントになったグッバイ公務員イベントで考えたことの記事
→学校教育の批判じゃなくて共存を目指す~グッバイ公務員イベントにて~