両親へ「教員を退職します」を伝えたい

 

教員を8年間やって、パニック障害、うつ状態になって、休職を2年間。

そして、2018年12月末をもって教員を辞めることに決めた。

 

この決断は、夫と相談して決めた。

夫以外の人には相談していない。

 

でも、辞めることを報告した方がいい人がいる。

 

自分の両親だ。

 

夫側の両親はまだ言いやすいんだけど、自分の実家の両親は変に緊張する。

 

うちの家は自営業だ。

当時の自分は知らなかったけど、仕事がなくてどうしようかって思うときもあったらしい。

そんな姿は一切見せなかったけど。

 

だからか、私が安定と言われている教員になったことですごく安心してくれたと思う。

でも、仕事行きたくなくて何日か休んだときも、パニック障害になったことも、朝起きれなくなって休職に入ったことも全部知ってる。

たぶん気を遣って多くの言葉は交わしてないけど、心配してくれてたと思う。

 

でも、私が退職することは、この記事を書いている現在まだ両親に言っていない。

退職することを伝えたらなんて言うのかな。

 

「安定した職を辞めるなんてもったいない」

 

そんなことを親に言われそうな気がして、親を悲しませそうな気がして、自分の決断が否定されそうな気がして、怖い。

全部私の妄想だけど、そうなったら嫌だなって方向に考えてしまう。

 

だから実家は家から近いし、いつでもいけるけど、あまり足が向かない。

行ったとしても差し障りない話をして、笑顔で帰るだろうな。

言えなかったら言えなかったで落ち込むのかな。

 

心配させたくないんだよな。

嫁に行ったくせに心配させてごめんな。

 

お互い大事な存在で気にはしてるんだけど、言葉をかけると何か壊れちゃいそうな気がして、よそよそしくなってしまう。そんな親子。

 

でも、退職する決断を親に言わないわけない。

そして、反対されたとしても、変えることももちろんない。

単純に自分の決めたことの話を聞いてもらって、応援してくれたら嬉しい。

それだけなんだよね。

 

こうと言ったらそれに向かって突っ切る、いつも両親のアドバイスを聞かない、反対されたら不機嫌になる娘でごめんなさい。

こんな風に考えるから、いつもちょっとけんか腰で喋ってしまってごめんなさい。

 

もちろん楽しく教員を続けられてもいい人生だったかもしれないけど、今は自分の体調も考えることができて、かつ、いろんなことにチャレンジできる自由な人生を選びます。

そして、こっち選んで良かった、幸せだったって思えるように生きます。

 

この方がお父さんとお母さんにもたくさん会えるしね。

お母さんが前に言ってた「近くにいるだけで親孝行」ってことば信じるよ。

だから、これからもたくさん実家に行くからね。

 

 

教員退職の備忘録シリーズ

*退職願は案外すんなりと
教員辞めます。退職願を出したあとの頭の中。

*教員を続けると言う選択肢はないのな→
1年前の自分も今の自分も教師を辞めようとしている

 

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