先日も記事にしましたが、
教員の離職率って0.674%とめちゃくちゃ低いんですよ。
公務員という大きなくくりにしても0.769%。
安定している公務員を辞める人なんて100人に1人いないくらい。
引用:次席合格の元県庁職員が語る『公務員試験対策』と『公務員のリアル』
ここからは勝手な予想なんですが、これから公務員辞めるという人は増えていくと思うんですよね。
教員に関していえば、やりがいよりも労働環境がひどいし、
行政の公務員だと、やりがいを見いだすのが難しそうと思ってしまいます。
私自身もグッバイ教員をするのですが、こんな本が発売されました。
デデン!!
公務員辞めた経験談の本ってあんまりないですよね。
なので、私はTwitterで見つけて即買いしてしまいました。
【公務員歴14年!!35,000時間 FOR YOU】
11/25に出る著書「グッバイ公務員」の「はじめに」の全文を無料公開しています。
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— 水樹ハル/HAC ストーリークリエイトチームリーダー (@harumizuki423) November 22, 2018
HARUさんは奈良県の地方公務員でしたが、公務員だとやりたいことができないと思い、退職されました。
退職された今でも自分が愛するまちや社会をもっともっと良くしたいと思い、活動されています。
「グッバイ公務員」は公務員あるあるで共感できるところがたくさんあるのですが、私が教員だったために、特に共感できたところを3つ紹介したいと思います。
子どもの没頭力を奪う「強制」と「禁止」
やりたくないのにやらないといけない。
やりたいのにやったらダメ。
みんなと同じようにできない生徒はダメな生徒。
今の時代は、多様性を認め合い、お互いの強みをかけ合わせ、チームで結果を出していく働き方が求められています。
「学校の常識」も時代に合わせてアップデートが必要だと思いませんか?
学校って本当何でも強制、何でも禁止です。そして、個性が潰されていく。
そうでもしないと、大人数を指導するの難しいですからね。
子どものことを考えての教育じゃないんです。大人がやりやすい教育なんです。
この方式は戦後から変わっていません。
関連: 学校教育は個性の芽を潰す
受験は「好きなことを我慢することをトレーニングさせるためにある
好きなことを好きなだけやっても怒られないのは、小学校低学年まで。
教育熱心でないぼくの親でさえ、世の中の状況を見ながら「今時大学に行っとかな、就職ができへんぞ!」と言ってくるくらいの不況だったこともあり、学生である自分自身も「好きなことで生活していくのは無理なんやろうな」と思い始めていました。
本来、受験は自分のやりたい道へ進むための試験。けど、統一して同じ勉強をして、点数で決められる。
教員だった私でさえ、なんか変だよなぁと思うわけです。
もうこれは我慢の練習になってしまっているのは、多くの人が気づいているのではないでしょうか。
15歳から18歳の1番多感な時期に我慢ばかりは絶対良くないですよね。
自分の人生を他人任せにしてはいけない
横並びの学校教育を受けて新卒で公務員の行政職として採用された職員は営業力やPR力、経営スキルなどの能力に差はありません。
むしろ、それまでにどんな「好きなこと」に没頭し、どんな経験値を積んできているかによって差が生まれます。
これは社会人皆思っているじゃないんでしょうかね。
社会に出た時点で「私はこれが得意です!」って胸張って言えるものを持ってる人って少ないような気がします。
もちろん自分も含め。
だって、得意を伸ばす場面がない学校教育ですからね。
基本、みんな同じように整えられる教育しか受けてないです、日本は。
だから、HARUさんのいうように、自分で没頭するもの、場所を見つける必要があるわけです。
こういうことを学校で習いたかったですよね。
読み終わりました!
現役公務員の私からも納得の数々でした!公務員に一度なると
「辞めたくても辞められない」
って本当になります。全然能力のない上司の間違った意見を肯定しなきゃなりません。
特に消防はパワハラ半端ないです。
あと、公務員は前例主義で現状維持が強い。
#グッバイ公務員 pic.twitter.com/aLNg5BAXrQ— 蟹沢/加藤晶一 (@kanisawanwa) December 3, 2018
https://twitter.com/ich_bin_tk/status/1064469725411823616
https://twitter.com/maki_m333/status/1067696010850316288
https://twitter.com/ai_mirai15/status/1067396577927393283
今、働き方改革という話題がありますが、「グッバイ公務員」を読むと、
上司や会社、行政に対する変化を求めるばかりではなく、
まずは自分自身の意識をしっかりと持たなくちゃいけないことに気づけます。
すでに公務員である人、これから公務員を目指す人、就活中の人、働くすべての人に読んでほしいです。
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