休職したけど教師に復帰しない理由

 

 

「3ヶ月の休職だけど、あと何日って思うと全然気持ちが休まらなかった」

「そろそろ休職期間が終わってしまう、どうしよう」

「元の職場に戻るの怖いなぁ」

…と職場への復帰をためらっているそこのあなた。

 

気持ち、めっちゃわかります!!

私も1番はじめに出た医師の診断は休職1ヶ月。

うつみほ
これ、1ヶ月でよくならなかったらどうしよう。あと10日だ…

日にちだけが気になりすぎて、全然気持ちが休まらない状態

 

しかし、今ではもう

みほ
休職期間満了まで休んでそこから考えよー。ていうか、教師に復帰するのもなんか違うんじゃ?

と思うように。

 

この休職期間を通して、学校に戻ることがいいことのように全然感じなくなってしまったんですよね。

その理由を3つ考えてみました。

 

休職していろんな世界があることがわかった

教師をやっていた頃は、毎日めちゃくちゃ忙しくて、やることが多すぎて、自分の感情とか感じてる暇がなかったです。

もう人間じゃなくなりそう感覚。ロボットみたいな感覚。

学校で働いて、また明日働くために、家に帰って寝るだけ。

平日はその繰り返し。

かといって休日も半日は部活動に潰れ、残りの半日も平日に癒しきれなかった体力を回復するために寝る

 

その上、私は切り替えも下手くそで家にいても授業のことを考えたりしていました。

頭がちっとも休まらず、私の約8年間はこんな風に繰り返されてきました。

 

そして、

みほ
こんな生き方おかしい…。もっと効率よく仕事が進まないかな

と思ったと同時くらいに、いろんなきっかけがあって学校を休み始めました。

 

学校を休み始めて数ヶ月経った頃にFacebookつながりでフリーランスで働いている友達と会うことになり、そこからがきっかけで、いろんな出会いがあり、

実際にリハビリがてらお手伝いさせてもらったり、ちょっと自分でやってみたり、「こんな仕事もあるんだ」って思えました。

仕事、起業、ワクワク

3月 22, 2017

 

もちろん自分に合わないネットワークビジネスをして、失敗もありましたが、ずっと教員やってたら絶対見られない世界を垣間見ることができたし、失敗も含めて、休職して本当よかったなと思います。

 

学校教育は子どものためにならないことが多い

「休職は復帰するためにあるもの」なんですが、

復帰するかどうか、復帰できるかどうかは最後の最後までわからない」というのが私の持論。

今まで「復帰しない!辞める!」って思ってても、うつの脳みそで早々と決断していけないと思いますし、最後の最後まで元の職場から離れるべきだと思っています

 

では、仮に学校に戻ることができたとしましょう。

けど、「果たして学校教育で子どもたちにいい指導ができるのか」と私は思ってしまいます。

  • なぜやるかわからない集団行動
  • 集団行動によって潰れる個性
  • 聞く、書く中心の座学
  • 学ぶことに偏りのある教育課程

などなど。

自分が学校の教員に戻ったときに、つい子どもたちに

みほ
そんなの意味ないからやらなくていいよー。勉強するより、好きなことしようよ!

って言っちゃいそう。

 

休職する前もそうだったけど、教員失格な発言とか結構してたかも。

国で定められている内容を教える学校の教員ってなんか窮屈に感じるようになりました

https://twitter.com/IkIkataFkok/status/1056568690211139586

↑こんなツイートもありますが、私も同じことを思います。

子どもは無限大の可能性があるのに、型にはめられた教育をされるのはかわいそうだなと思います。

 

教師に復帰して得られるものは少ない

教師をやっていて得られるものってなんだろう。

どちらかというと消耗するものの方が多いと思います。

学校の先生やっていると毎日毎日生徒指導やなんやらで大変です。

正直、嬉しいことや楽しいことよりもイライラすることうまくいかないことの方が多いです。

でも、先輩教員の方がいうのは、

先輩教員
卒業式にそのつらさは全て吹っ飛ぶわよ

と。

 

みほ
そっかー。じゃ私も卒業生出すまでは頑張ろう

と思ったわけです。

しかし、卒業生を出す年度にギブアップしてしまいました。

「卒業式の前に潰れるってどうなの?」

「そんなに辛い思いしてまでしなきゃいけない仕事なの?」

 

つらい=ダメなことではないけど、不毛なことも多い教育現場。

子どもの成長を見られるのがいい仕事だっていうなら、自分の子どもの成長を見たい

学校で行う、集団としての成長って個性の潰し合いになることもありますからね。

 

休職したけど、教師に復帰しない理由

私自身休職して、教員ではない世界を見ることができてとても新鮮でした。

自分が生きられる道は教師以外もあると思いました。

仮に教師に戻れるくらいに回復したとしても、学校教育自体にあまり魅力を感じなくなったし、教師に復帰しても消耗してしまうことが多いと思います。

 

〜休職して復帰が間近な人へ〜

無理しなくていいよ。

他にも絶対生きる道あるから。

 

2 件のコメント

  • 子育てを経て、倍率の下がった採用試験受けたら、中学校で採用されて最近働き始めた女です。かなり年を取っています。
    これまでは、ちょっと臨時や非常勤を、主に高校でやってました。全く違うことをやってたりもしました。
    ガッツリ学校の仕事するのはじめてです。私が感じることとまっっっったく同じで、いつもはコメントは残さないのですが、ついつい書いております。

    まっっったくおなじです。同じことを感じています。
    周りのベテラン勢との感覚の違いにいつも戸惑っています。
    自分の感覚がおかしいのかな?と思ったりもするけど、やっぱり間違ってるわけでもなさそうだと思いました。

    家族との時間を0にして働いています。中学校は、
    日本で一番おかしな集団になっている気がします。
    アップデートされることなく、同じやり方を延々と繰り返すのみ。
    でも、そのゾーンに入ってしまうと、客観的に自分の置かれた場所をみるのが難しく、自分達はすごいんだ、という錯覚に陥りやすい点が、ヤバイな‼️って日々思っています。

    勇気を頂きました。迷ったらまたのぞきにきます❗

    • コメントありがとうございます。
      高校から中学校だとさらにギャップを感じそうですね。
      具体的にどういったところがおかしいと感じてますか?
      ぜひ、教えてください。

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