学校の先生は子ども相手で楽しいことばかりだと思っているあなた!
「部活では自分の好きなスポーツ指導できて幸せじゃん?」
「部活で運動不足解消できるから一石二鳥だね」
「体育の先生だから部活楽しいでしょ?」
「それでお金もらえていいよね~」
はいはいはい…
これ、答えは全てNOです。
このツーイトをみてください。まあまあバズりました。
学校の先生の『バカげた文化』まとめ③
・職務じゃない部活に明け暮れる
・家族をほったらかして部活する
・部活の生徒をこき使う
・学校行事を部活で動かす
・教科で採用されてるのに授業準備は1番後回し
・基本、何でも屋
・先生同士の不倫が多い(!)— みほ@教員退職→SNSで独立 (@miho1ara) October 7, 2018
この記事では、上のツイートをひとつひとつ解説していきます。
主に部活のネタが多いですね。
8年間2県で中学校の先生をしてきた私が実際に体験した話&私は体育教師ですから、
部活の担当とかもするのでリアルですよ~。
学校の実際の現状をきちんとお知りおきください。
もくじ
職務じゃない部活に明け暮れる
学校の先生の仕事って、「授業と部活」って思っている人めちゃくちゃ多いですが、実際は部活は仕事ではありません。
中央教育審議会 今後の教員給与の在り方について(答申) 第四章にも「教育課程外に実施される」と明記されています。
職務じゃないのに、毎日活動し、朝練までし、休日に練習試合を組み、大会が開催されます。
そして、学校単位で出場し、全国につながる大会まであります。
職務じゃないことにすごく熱量使ってるの分かります?
確かに、部活で成長する部分はあるけれど、教員の本来力を入れる業務ではありません。
いいですか、部活は職務ではありません。ボランティアでやっていることになっています。
家族をほったらかして部活する
部活動があることで、平日の夜帰るのが遅くなります。
それだけではなく、平日の朝練、そして、土日。
私のよく話す知り合いも、2人子どもがいますが、奥さんが大変そうですね~。
「今日もおらん」って奥さん言ってますわ。
その人も別に部活大好き人間ではないので、家族といたいけど、部活もしなくちゃいけないってもどかしい気持ちでいると思います。
その人も奥さんも子どもも寂しいですよね、きっと。
部活好きでしょうがないっていう人も、しょうがなく部活やってる人も家族ほったらかしていることは変わらないですからね~。
部活の生徒をこき使う
部活が職務でないならば、「部活動を学校から切り離して、外部に任せればいい」という考えに最近少しずつ動きつつありますが、
そう言いながらもあまり進んではいません。
その原因は、部活で生徒をコントロールできなくなるからではないかと私は思っています。
子どもも洗脳されてるんですが、「担任のいうことは聞かないけど、部活の顧問のいうことは聞く」みたいな文化。
なので、顧問の先生は何でも生徒にさせますよね。
そしてよくあるのが、職員室で顧問が「え?俺のいうことは聞くけど?(あんたのいうこと聞かないの?)」みたいな。
学校教育では体罰ダメだけど、部活は多少体罰暴言ありますからね。
「部活の顧問怖い」「顧問のいうことだけ聞く」みたいなところは危険ですね。
学校行事を部活で動かす
上のような「顧問の先生のいうことは聞く」という風習は大小はありますが、学校社会に横行しています。
健全な部活でも、顧問のいうことは聞くという心理は働いてます。
なので、学校行事を部活で動かすと動かしやすいのは事実です。
部活の雰囲気でテキパキ動くし、指導しやすいから。
でも、先ほども言ったように、「部活動は教育課程外」です。
それを学校の教育課程に持ち込んで行事を作り上げるのはなんか違うなーと思うわけです。
教科で採用されてるのに授業準備は1番後回し
学校の先生の仕事は「授業と部活」とまだ思っている人。
先生になるには、教員採用試験で
- 一般教養
- 専門教科の教養
- 模擬授業
- 面接
を受けて、合格すると先生になれます。
面接で「指導できる部活動は?」と聞かれることはありますが、部活の試験はもちろんありません。
なのに、放課後になると部活動の指導に行き、意識しないうちに勤務時間をすぎ、
部活が終わって、欠席した生徒に連絡したりなどの諸々の事務が終了して、やっと授業準備。
全てやることが終わってから、最後に授業準備に入ります。
この時刻が21:00を回ってしまうこともしばしば・・・
基本、何でも屋
教師はあらゆる仕事をこなします。
- 先生→授業をします。生徒指導をします。
- お笑い芸人→時には生徒を笑かせることも必要。
- 経理→学級、部活の会計を計算します。
- 事務→もろもろの書類を管理します。
↑ここまではまだいいのですが、
- 大工→壊れた机や備品を直します。
- 手芸屋さん→生徒のほつれた制服を直します。
- 清掃員→学校のワックスをかけます。
↑この辺はもう教員の仕事超えてると思うんですね。
他にも親ばりに面倒みなくちゃいけないこともしょっちゅう。
「しつけは基本家庭でお願いします」と声を大にして言いたい。
先生同士の不倫が多い(!)
これは番外編なのですが…マジ多いと思います笑
普段、子どもたちに真面目を説いてる先生たちがねぇ…
「ええ!この人とこの人が!?」って感じの人ばっかりなんですよね~。
私が思う不倫が起きやすい原因は
- 先生という立場からしっかりしているように(相手がいいように)見える
- 職場にいる時間が長い
- 部活や教科が一緒だと特定の人と関わりが増えまくる
これ、合う人だと恋に落ちるかもだけど、合わない人だとうつになるなぁ。
教員同士は恋に落ちるか、うつになるか…
私は、うつになりました笑
まとめ
最後にツイートでおさらいしましょう。
学校の先生の『バカげた文化』まとめ③
・職務じゃない部活に明け暮れる
・家族をほったらかして部活する
・部活の生徒をこき使う
・学校行事を部活で動かす
・教科で採用されてるのに授業準備は1番後回し
・基本、何でも屋
・先生同士の不倫が多い(!)— みほ@教員退職→SNSで独立 (@miho1ara) October 7, 2018
学校の現状はこんな感じでいろんな意味でブラックなのがわかると思います。
お納めください。
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